Charles Joguet Chinon Petites Roches(2019 シャルル・ジョゲ シノン プティット・ロシュ)

生産者について

シャルル・ジョゲは、フランスのロワール地方で活動するワイン生産者です。彼のワインは、ピュアでフィネスあるスタイルを追求しており、プレスした果汁は使わず、フリーラン果汁のみを使用しています。その結果、透明感ある赤系果実の香りに杉や白コショウの爽やかなタッチが感じられます。また、ボーモン・アン・ヴェロンのコミューンの中でも、粘土質と石灰を含む砂利質の複数区画を厳選して造られています。これらの特徴が、シャルル・ジョゲのワインに独特の風味とテクスチャーをもたらしています。

生産地について

シノンは、フランスのロワール地方トゥーレーヌ地区に位置するワイン産地です。ロワール川とその支流であるヴィエンヌ川沿いに広がっていて、シノン周辺の土壌は大きく「砂利と粘土質土壌」「白亜のテュフォー土壌」「石灰岩質」のタイプに分けられます。それぞれの土壌によってスタイルが異なり、フルーティなワイン、フルボディのエレガント系、長熟で高品質なワインと多様で、同じ産地の中にも多様性があります。

醸造方法について

ステンレスタンクにで18ヶ月熟成

ブドウ品種について

カベルネフランは、フランスのロワール地方やボルドー地方を中心に栽培されている赤ワイン用のブドウ品種です。この品種は早熟で寒さに強く、比較的冷涼な地域でも栽培が可能です。また、カベルネフランから作られるワインは、軽やかで上品な味わいと青みの香りが特徴的です。

香り・味わいなど

透明感ある赤系果実の香りに杉や白コショウの爽やかなタッチが感じられます。また、特徴としてブルーベリー、カシス、ブラックベリー、干しプラム、ピーマン、鉄分の香りがあります。 キメ細かな果実に続き、しっかりとしたタンニンやほのかな塩っぽさなど、しなやかな味わいの中に様々な要素が姿を現します。バランスが良く、優しい味わいの赤ワインです。

相性のよい料理

土を思わせる特徴的な香りと強すぎないタンニンと苦味をもつワインには、根菜を用いた和食との相性が良いです。まだ山菜を使った料理など、苦味がポイントとなる料理にも適任です。 新じゃがいものローズマリーロースト：じゃがいもの皮の香ばしい香りとカベルネフランの土の印象が同調し、ローズマリーの清涼感ある香りがきれいなアクセントになります。じゃがいもの優しい食感とも良いペアリングです。 うなぎのワイン煮込：ウナギの軽めの食感と軽やかな赤ワインがいつまでも合わせられるペアリングを生みます。ウナギのコクと旨みと、ワインの土や木々の香りがくせになるペアリングです。ワインは少し冷やしめでも美味しいです。 ふきのとうタルティーヌ：ふきのとうの苦味とワインの苦味がパンの香ばしい香りとチーズのクリーミーさが加わることで心地の良いハーモニーを生みます。アンチョビが旨みのアクセントになり、大人なペアリングです。