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シャトー・ポンテ・カネ|the new

2013 Château Pontet Canet(シャトー・ポンテ・カネ)

ボルドーのメドック地区の、著名シャトーの赤ワイン。畑はシャトー・ムートン・ロートシルトに隣接しており、その実力は格付け以上として知られています。2013年なので、少し熟成を経てこなれてきています。しっかりとした味わいながら、優しさも兼ね備えた、辛口の赤ワインです。 カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ、カベルネ・フランの三品種をブレンドしています。熟成は50%新樽、35%アンフォラ、15%一度使用した樽で行われています。

商品情報

カテゴリ
ワイン
タイプ
生産者
アルフレッド・テスロン
生産地
フランス
品種
カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ、カベルネ・フラン
容量
750ml
ヴィンテージ
2013
アロマ
カシス、ブラックベリー、牡丹
特徴
メドックの格付け5級に格付けされたワイン 香りのポテンシャルの高さと果実の凝縮感 パーカーポイント100点満点の評価

価格: 

¥12,400(税込)

ソムリエ:富田 葉子|the new

ソムリエ

富田 葉子

やや濃い、縁にオレンジがかったガーネット色。少しドライにしたカシスやブラックベリーなどの凝縮感のある黒い果実、牡丹や西洋杉、乾燥した肉やなめし皮、甘草やシナモンの甘苦いスパイス、ヴァニラやコーヒーの香ばしさ、腐葉土、キノコ、土を思わせる複雑さが感じられます。味わいは、やや強めのアタックで、上品な果実味と酸味、豊富で非常にきめ細かいタンニンが印象的。全てが高次元、かつ見事に調和しています。

ペアリングの料理

牛スネ肉のワイン煮込み|the new

牛スネ肉のワイン煮込み

調理時間:150分

カロリー:855kcal

この料理について
シャトー・ポンテ・カネ|the new

2013 Château Pontet Canet

( シャトー・ポンテ・カネ )

750ml

生産者について

シャトー・ポンテ・カネは以下の3つのオーナーを元を経て現在に至っています。 1.初代:ジャン・フランソワ・ポンテ氏 (18世紀初頭-1860年代) 2.二代目:エルマン・クルーズ氏 (1860年代-1975年) 3.現三代目:ギー・テスロン氏 (1975年-) 1975年、シャトー・ポンテ・カネは、コニャック商である現オーナーのギー・テスロン氏の手に渡ります。 テスロン氏は、地下セラーや貯蔵庫、畑の改良に多額の投資をし、ワイン造りの環境を徹底的に整備していきました。収穫したブドウは人の手で2回も選果を行う徹底ぶりで、1994年ヴィンテージ以降、名実ともに1級シャトーに匹敵するトップシャトーへと成長していきます。 現在はギー・テスロン氏の息子のアルフレッド・テスロン氏がオーナーとなり、娘のジュスティーヌ・テスロン氏と共にシャトーの品質を向上し続けています。

生産地について

シャトー・ポンテ・カネは、フランスのボルドーのポイヤックという村で生産されています。5大シャトーのラフィットロスチャイルド、ムートンロスチャイルド、ラトゥールが存在する地で、ワインの銘醸地です。ポイヤックはジロンド河の左岸にあるメドック地区にあり、砂砂利の土壌によって水捌けがよい土地です。そのため、地中の温度が下がりにくく、晩熟のカベルネ・ソーヴィニヨンの栽培に向いています。 また、細かい石が太陽の光を反射させ、ブドウの木により多くの光を当てることができます。

醸造方法について

シャトー・ポンテ・カネがここまで急成長できたもう一つの理由は、不可能といわれたビオディナミ農法への挑戦が挙げられます。 ビオディナミというのは、オーガニックといわれるワイン造りの一種です。ビオディヴァンという認証機関が認定する農法で、化学薬品などを用いずに様々な厳しい規定をクリアしたものに与えられる認証です。オーガニックの中でもビオディヴァンが認証するビオディナミの認定は、最も規定が厳しいといわれています。一方、シャトー・ポンテ・カネのあるボルドーは、オーガニック栽培がしづらい産地です。ボルドーは元々、湿地帯であり、海や川が近くにあるため湿度が高くなりやすく病害が広がりやすいという特徴があります。また年間の雨量もワイン産地としては多いです。 さらに、なんといってもシャトー・ポンテ・カネのような左岸に位置する大規模なシャトーでビオディナミを行うというのは、畑を細かくチェックする管理能力が必要です。一歩間違えれば収量が激減してしまう農法でもあるビオディナミを大規模なシャトーが行うというのは、経営存続のリスク、政治的なリスクを取らなければいけないということです。

ブドウ品種について

赤ワインの品種の中でポピュラーな地位にあるカベルネ・ソーヴィニヨンは、若いブドウはタンニンをしっかりを感じられるワインとなります。また熟成が進んだブドウはエレガントさや複雑性をまし、より深みのあるワインとなります。 メルローは、きめ細やかなタンニンとシルクのような美しい質感や高級感のあるブドウです。 カベルネ・フランは、カベルネ・ソーヴィニヨンと似ていますが、小さな粒で早熟な特徴があります。軽やかさが加わることで清涼感も感じらる味わいに仕上がっています。

ヴィンテージについて

2013年なので、少し熟成を経てこなれてきています。しっかりとした味わいながら、優しさも兼ね備えた、辛口の赤ワインです。 カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロ、カベルネ・フランの三品種をブレンドしています。熟成は50%新樽、35%アンフォラ、15%一度使用した樽で行われています。

香り・味わいなど

シャトー・ポンテ・カネの特徴は、香りのポテンシャルの高さと味わいの中の果実の凝縮感です。よくビオディナミのワインには大地や宇宙の香りがするという方がいるように、シャトー・ポンテ・カネも力強く活気に満ちた香りを感じるでしょう。 また、味わいに関してもブドウの熟度の高さからくる充実感があります。酸味や甘味、タンニンなど味わいの一つ一つの要素はワインを造る工程で調整することが可能です。しかし、味わいのバランスを損なわずに果実の凝縮感を出すというのは、そもそもの収穫されたブドウに熟度がないと成立しません。この果実感こそ、シャトー・ポンテ・カネの特徴でもあり、クオリティの証明といえるでしょう。

受賞歴・評価

シャトー・ポンテ・カネは、メドックの格付け5級に格付けされたワインです。 専門誌ワイン・アドヴォケイトでは、ロバート・パーカー氏がパーカーポイントという名でワインに100点満点方式で点数を与えています。2009年と2010年の2年連続で100点を獲得したシャトーはシャトー・ラトゥール、シャトー・オー・ブリオン、シャトー・モンローズのみということから、いかにシャトー・ポンテ・カネのクオリティが高いのかが伺えます。

相性のよい料理

高級ワインなので、料理も手軽なものよりも少し手間をかけたものの方が格を合わせるという意味でもおすすめ。牛肉であればステーキ、根菜類と合わせてじっくり赤ワイン煮込みなど。身質のしっかりした旨味ののった国産ウナギとの相性抜群。

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